忍者ブログ
それぞれにつれづれなあれこれ

それぞれにつれづれなあれこれ

管理人の日記です。気が向けば文章前の小ネタもあるかも…オールジャンルです!
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

久しぶりにこちらに読書感想書いてみます。
いつもはミクシィのレビューにちょこちょこ書いてたんですが;
のっぴきならない感想のオンパレードだったもんで!!

内容は
元ギタリストでやさぐれ労働者(実はかなり魔性)村上さん、
彼が好きで好きで好きで愛しちゃってしょーがないヤクザでゲイの徳山さん、
そして徳山さんのダチで美人で才能あふれるエキセントリックなブルース歌手、綾さん。

この3人のどろっどろの暴力と愛情の話…ですね。

特筆は愛と暴力とサディズムと乙女思考(?!)に満ち溢れる中年ヤクザ徳山さん。
すっごいですこの人。
日本刀を手放さず、気の向くままに人殺しもしちゃう大物さんですが。
村上さんを思うときはとんでもなく乙女思考です。
一目惚れだったとかのたまうし、好きなのに優しくできないとかおっしゃりやがるし、
手に入らないなら殺してしまいたいとか言い出すし…!!
かと思うと村上さんと人気の飯屋さんに並んでほんのり幸せ感じたりとかするし!!

過激な独占欲と純粋すぎるほどの愛情がぐるぐる。
これで美形だったら大変なことになってただろうなあ。(笑)

恋をしてますよこの人…!!最後は…切ない…かな。

まあ村上さんはノンケですので綾さんと芽生えた熱い関係にのめりこみそうになりますが・・・。
また一筋縄ではいかないひとなんですねえ村上さんて人が。
もうちょっとだけでもうまく生きれたら…この人じゃなくなるのかな;


ストーリーは全体的に淡々とした印象なのですが、
人が重い 空気が暗い 愛が痛い 情が熱い 音が強い。
文章読んでてここまでうねりを感じたの初めてかも;;

読み終えた後のこの小説の全体のイメージは、
錆を含んだまま茶色く音上げてうねってるどろっどろに溶けた鉄。

綺麗じゃない、熱いばっかりで苦しい、だけどその勢いで生きてる。
そんな人達のドラマでした。

あー面白かった。


さていつもうれしいweb拍手メッセージにお返事を。

7月4日
 VH小説とてもおもしろかったです…の方

 ありがとうございます!そう言っていただけるのがホントにうれしいです。
 一気読みまでしてくださるなんて!光栄ですvv
 最近はホントにのんびりゆっくりのたのたと書いてる話ですが、続きは必ず書かせていただきます。
 ご感想本当にありがとうございました!またぜひいらしてくださいね。お待ちしています。


PR
やーっと読み終えました!
読んだら早かったんですが間にいろいろ別の本をはさんじゃって;
すみません借り物なのに。

司馬遼太郎先生の長曾我部元親伝…。

さて、感想ですが…。
元親さん弱いのに強くてニヒルでカッコいい!!
慎重で臆病でそれを自覚してる策謀家。自分を知ってる男!
そんな雰囲気でした。

夢に生きて、夢とともに歴史から消えていった長曾我部元親と長曾我部家。
四国を統一し、けれど秀吉に屈服せざるをえなかった人。

秀吉に降伏する際にちゃんと自分と部下がそれぞれに納得して敗北できるように持って行くのが
…すごい、と思いました。
この人は周りと自分、自分と周りをホントによく考えてます。

BASARAから入った元親への興味ですが、
いや、ますます元親が好きになりました!チカすごい!!

奥さんの奈々姫もすごく可愛い女性だなと思いました。
自分を持ってるし、面白がりだし。
元親とは恋愛関係…ではなかったかもしれないですが、元親にはぴったりの家族であり妻だったと思います。

何かあるたびに奈々さんに打ち明けながら自分の考えをまとめていく元親。
奈々さんも聞いてるだけじゃなく、ちゃんと自分の意見をきっぱり言って。
それによってちょっと方向転換したり、な夫婦の関係が良かったですねvv対等!

ついでに敵方に伽をしろと言われ腹立ち紛れに茶釜蹴飛ばす奈々さんに惚れました。

そして息子…信親くん…良い奴だった!!それしかいえません;;

最後には哀しい結末の長曾我部家ですが、本当に光り輝いていました。
土佐の礎はまぎれもなくこの人が築いた、と確かに感じさせてもらえる文章でした…。

面白かったです!!

さて大変遅くなりましたがweb拍手メッセージにお返事を。

8月14日
 ヘルシング長編すごく楽しみました!伯爵の執着っぷりがたまらんです(笑)続き心待ちにしてますv

 ありがとうございます…!!伯爵の執着は私も書いててすごく楽しいです。
 続きかくかく言ってすでに1ヶ月は優に越しててホントにすみません!!
 必ず続きは書きます!お待ち下さる方のためにも。そして自分自身のためにvv
 メッセージありがとうございましたvv

というわけで読んでみました。京極夏彦たった一つの近未来ものです。

感想は、まず一言。
他より硬質…。

いえ、文章が硬いとかそういうんじゃなくて。
なんていうかな~金属の硬さというか冷たさというか。
近未来ものだけに現代風に人々を斜めに見ながら
世の中なんて「こんなもんだ」的な事をいう子たちばっかなんですが…。
年齢設定が若い分「生意気な」とか思っちゃったりして、はっきりいって好きになれないキャラばっかでした。

たった一人懐かしいのが前時代的なおっさん刑事…。

だったんですが。

やっぱりすごいです京極夏彦。
半分以上してからぐいぐいと中に入らされる!!

内容としては連続殺人事件と、それに巻き込まれる女の子たち、女性カウンセラーなどなど。
近未来設定なのでネット社会。子ども達は人と実際に話す機会も周に一回というまあ歪んだ世界ですね。

そしてその世界に網の目のように権力を張り巡らせる原始的な欲求。

…面白かったです!!
最後まで読むと、あまり好きじゃなかった少女達もなんか可愛く見えてきました。

そして笑えるのは。主人公達が
関口君みたいな流されちゃう女の子、榎木津さんみたいなむちゃくちゃやる天才少女、
木場さんみたいな生き方下手な刑事さん、京極堂みたいな冷静に沈着に物事を判断する少女…。

というわけでポジションが似てるように見えたんです、妖怪メンバーに!!(笑)

他の京極作品同様、長いのでお勧めはしにくいですが…他よりは読みやすいかもしれませんね。
薀蓄が少ないから(笑)


では最後に、いつも嬉しいweb拍手メッセージにお返事を。
7月10日
  VH・2部完結おめでとうございます&ご苦労様です!!なんというか駆け落ちみたいですね。…の方

  ありがとうございます!さっき第3部をちょこっと始めましたので、また見てくださいね。
  駆け落ち…確かに駆け落ちですね(笑)誘拐の振りしてますけど実は合意?みたいな(^^;
  できる限り濃ゆい新婚生活を送らせることができたらなあと思ってます。
  応援本当にありがとうございます!楽しんでいただけるよう頑張りますv
  
  メッセージありがとうございました!

とある本で紹介イラスト見てから一度見てみたかったハードボイルドですvv

刑事(不器用・口下手・有能)とヤクザの恋人(悪魔系美人・インテリジェンス・艶)の
…悲恋ですね。
恋人のヤクザさんが殺されたところから話が始まるんですが…。
犯人がマジ意外だったです;;
ミステリーとしても楽しめました!!

あと主人公二人の過去の事実がじわじわじわじわ出てくるんですね。
それを思い出すのに従って二人の関係がぐーっと沁みてくる。

行き着いた先は…ああ、ここだったのか。と終わったあとに、ふぅ、と一いき。

気が付けば夜中…。
模倣犯のときもそうでしたが、5時間ぶっつづけで読んでました。
あー面白かった。

ぶっちゃけ刑事(麻生龍太郎)とヤクザの情人(山内練)の関係より、
先輩刑事(及川純)と麻生さんとのある種主従関係の形もとっていた恋人関係の方が楽しかったです。
はい。マジホモです。(笑)

あと…腐りなミスフル好きとしては…。
主人公の一人、受役のヤクザの情人「山内練」が闇猿っぽくてちょっとどきどきしました。

そんなわけで前回と違い、もう腐り視線ばしばしで読んでました。
あっはっは;
でもおすすめですよこれ~ホントに!

いきなりですが、
読んだり見たりしたものの感想、専用ページを造っていましたがこちらに記すことにしました。
と、いうわけでカテゴリー追加です。(^^;)

先ほど「模倣犯」読み終わりました~!

上下巻ハードカバーで読んだんですが…。
上巻は第二部が非常に腹立たしく胸糞悪く(口悪い)ずるずるながなが3週間かかりました;
が、下巻は5時間で読み終わるという私的にはとんでもないスピード。(各巻約700ページ)
達成感あります…。

まあそれはそれとして、色々と考えさせられることが多かったです。

連続殺人事件を犠牲者・犯人・犠牲者の家族・犯人の家族・警察・ルポライター・第一発見者。
さまざまな人物からスポットを当てたストーリー展開で、
他の方のレビューでもありましたが重厚で深みのある大作でした。
ストーリーと共に一喜一憂、というより一憂一憂…(苦笑)
悲しくなって、辛くなって、腹が立って、不安になりました。

そんななか、ふと色々なことを考えさせられます。
日頃新聞やテレビで数々の凶悪事件が報じられますが…。
一つひとつの事件にどれだけ多くの人が人生を狂わせるほどの悲劇を与えられたのか。
「またか」と一切の他人事として捕らえてしまっている自分自身にも警鐘を鳴らされたように感じました。
でもこういう事件、本当にいつ自分の身にも起こるかしれないんですよね…。

生活の中で警戒心を過剰に強める必要はない、だけど「自分は絶対に大丈夫」という考えは身を滅ぼす。
平穏に一生を終えることはもしかししなくても、
とんでもないほどの幸福であり幸運なのだなとも思います。

ただたった一つ必ず自分の意思で出来ることはあります。

加害者にならないこと。

それだけはきっとできます。一生そうであれるように。

カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
S.青沢
HP:
性別:
女性
職業:
福祉関係
趣味:
読書・映画
バーコード
ブログ内検索
ブログの評価 ブログレーダー
過酷人生ゲーム
アクセス解析
アクセス解析
Powerd by NINJAブログ / Designed by SUSH
Copyright © それぞれにつれづれなあれこれ All Rights Reserved.
忍者ブログ [PR]